男の人の話し声とガタガタという馬車の音と振動・・・・・・、そして、鈍く残る後頭部の痛み・・・・。
いったい何があったのか?
ぼんやりとした意識の中目を覚ました。
目の前には手を縛られたチェインメイルを着た男が座っていた。
夢じゃない?なんで馬車の上?手も縛られてるし、何この汚い服!
目を覚ましたわたしに気付き話しかけてくる男の声に空返事をしながら、何があったかを思い出す。
育ての親であるハンターの葬儀を済ませて彼の残してくれた遺産と新しい暮らしのためにリバーウッドに向けて村を出た。
そして、狼と熊に追われてたまたま見かけた帝国軍に助けを求めて・・・・・・、いきなり殴られた。
そこからは記憶がない・・・・・。
わたしと一緒に馬車に乗せられているのはレイロフというストームクロークの兵士とウルフリック・ストームクロークという・・・・・・、えっ、本人!まさにその人、そして、馬泥棒のロキールという人の三人。
「わたし何にも関係ありませんから!!馬泥棒と兵隊さんと首長さんとは!!戦争に勝ったんだから服とお金返して次の村で下して!!」
ムッとする本人と兵隊、帝国軍の御者には「黙れ!」と言われた。
そして、「すぐに下してやるよ」と。
ホッと安どのため息をつくとロキールという男がわめきだした。
馬盗んだんだからその罪は償いなさいよね・・・・と心の中でつぶやくとレイロフとかいう兵隊が不吉なことを言った。
どうやらこの馬車に乗ってる人は首切られるとか。
・・・・・・・・・・!!
でもわたし関係ないよね・・・・、泥棒してないし、戦争してないし・・・。
馬車はヘルゲンという村に到着。
『同乗のみなさん、ごめんなさい・・・』、とはならずにそのまま一緒に連行されるルルカ。
帝国軍の将校と下士官ぽい人が書類を見て連行される人をチェックしているが、そんな中、ロキールさんが逃げ出した。
ところが数メートル走ったところで矢に貫かれて倒れた。
『やばい・・・・・。本当にやばい・・・・・。逃げれば死ぬ、絶対に。』
「この女、リストにはありません」
下士官の声。
『そうです。そうなんです。だから、解放してください』
おびえた表情で隊長を見る。
『何それ!!!うそっ!!嫌~、助けて何でもするから』
泣きわめいたら猿轡をされ列に並ばされ、絶望に支配された。
『もうすぐ首を切り落とされてわたし死ぬんだ・・・・・。ぼろきれ纏って涙と鼻水でぐしゃぐしゃの顔で・・・。
でも、一瞬で済むんだよね・・・。獣に食い殺されるよりはいいのかな・・・・・。山賊たちに犯されて殺されるより・・・。』
目の前でストームクロークの兵士の首が切りをとされた。
次はルルカの番だ。
女隊長がお尻を蹴飛ばす。
『次に生まれてくるときは強い男がいいかな・・・・。山賊や悪党を倒して人々を守れるような・・・・。
自分の力で前に進んで、死ぬ時に迷いも後悔もないような気高い生き方。こんな何も残せないで終わらないように・・・。
ソブンガルデには好きだったみんなは待っててくれてるのかな?怒られるよね、早すぎだって』
最後にきれいな空を見ようと目を開ける。
!!!!『何あれ!!』
敵機直上急降下!!
突然上空に伝説上の存在としか思われていないドラゴンが現れた。
ブレスの衝撃で斧を振りかぶった首切り役人が吹き飛ぶ。
一瞬にしてヘルゲンは混乱と炎の中に呑まれる。
状況が呑み込めないルルカにレイロフが声をかける。
「塔の中に逃げ込め」と。
帝国軍は混乱しながらもドラゴンに応戦している。
ルルカは立ち上がり塔の中に逃げ込んだ。
塔の中には負傷したストームクロークの兵士とウルフリック本人が無事にたどり着いていた。
一息つく間もなくレイロフが上にあがれと言われるが手はほどいてくれません。
付いていくと塔にもドラゴンが攻撃を加え、外壁の一部が崩れ落ちる。
そこでレイロフはなんとあの屋根に飛び移れと・・・・・・・・・・・、手の縄はそのままで。
そういうと下に降りて行った。
『こんな状態で死ねと・・・・・。でも、やるしかない・・・・・。』
意を決して助走をつけ「エイッ!」
屋根を踏み抜きその建物の二階フロアに着地。
下に降りると帝国軍とドラゴンの戦いの真っただ中。
ふと周囲を見渡すとあのリストを持っていた下士官がルルカを見つけ付いて来いという。
瓦礫と炎の中を手を縛られたまま彼の後をついていくとどこから来たのかレイロフと出会う。
また死刑にされるのは嫌なので今度はレイロフの後を追って砦の中に逃げ込んだ。
砦の中にはガンジャールというストームクロークの兵士が倒れていた。
どうやらすでに息絶えてしまったようだ。
そして、レイロフはルルカの手を縛っていたに縄を切った。
ここまでがゲームのチュートリアルで一人称視点です。
縄を切ってもらって初めて視点切り替えができるようになります。ルルカが手の感触を確認しているとレイロフは唐突にガンジャールの鎧と武器を取れといってきた。
躊躇していると「もうガンジャールには必要ないものだ」と続ける。
手伝うそぶりもないので心の中でガンジャールに詫びて装備を解いていく。
マジっ!
直穿きなの~。
損傷していた部分を外し体に合うように調整して着てみると何故かこんな感じ。
軽く斧を素振りしていると先ほどの女隊長と部下が一人やってきていきなり攻撃してきた。
すぐに反応できなかったけどレイロフさんが防いでくれているうち今やるべきことを理解する。
『生き残る』
帝国軍を倒してレイロフさんに続いて階段を下り砦の地下へ
道中、帝国軍や蜘蛛を倒し、熊の隙を見て通り抜け外に出ることができた。
途中でストームクロークの方々と出会ったけど洞窟の落盤ではぐれてしまった。
彼らも無事なら良いのだけど・・・。
レイロフさん、↑ !洞窟から出るとレイロフさんはリバーウッドにいる兄弟のジャルデュルさんのところに行くらしい。
わたしも世話してくれるような言い方だったけど・・・・、ここで別れた方がいいらしいです。
何か任務でもあるのかな?
そういうことなので所用を済ませようと道から少し外れたら・・・・・・迷いました。
気が付いたら真っ暗です。
明かりが見えたので近づくと山賊だったので逃げたけど追いつかれて戦闘に。
なんとかやっつけて彼女の持ち物から毛皮の鎧をいただきました。
深夜になってやっとリバーウッドに到着。
スヴェントかいう男がよくわからないことを言って近づいてきたけど無視。
川の中州にある製材所でレイロフさんと再会。
ご兄弟のジャルデュルさんと何か話をしていました。
レイロフさんはお姉さん(多分)にわたしを友人で命の恩人だと紹介し、今までのいきさつを説明していました。
眠かったのでほとんど聞いていなかったので、明日もう一度お話したいです。
今夜はジャルデュルさんのうちに泊めてもらいました。
調理鍋の前の毛皮で横になるとすぐに睡魔が襲ってきました。
長い一日はやっと終わりそうです・・・・・。
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初めてスカイリムのリプレイを書いてみましたがオープニングだけあって書くこと多いですね。
次からはもう少し短くしたいと思います。
でないとプレイできなくなってしまいますしね。
なんとなく書き始めてしまったので、キャラクター目線であったり俯瞰的なめせんであったりといまいち整合性がない気がしますが、客観的に起きたことだけだと淡白すぎるし、キャラ目線だけだとすごい分量になりそうですのでこんな感じで書いていこうかと思います。
最後までお付き合いありがとうございました。