二階に上がるとバルグルーフ首長と息を切らした衛兵さんが話をしています。
どうやら西の監視塔がドラゴンに襲われたようです。
衛兵さんは全力で走って報告に戻って息も絶え絶えです。
バルグルーフ首長はそんな衛兵さんの労をねぎらい、言葉をかけます。
こんな首長さんだったら仕えたいかも・・・・・、ドラゴンという言葉が引き起こした恐怖を彼のために力になりたい
という気持ちが追い越していきます。
バルグルーフ首長はわたしの方を向き目を見て語りかけます。
わたしの返事はもちろんOKです。
(あのときのわたしじゃない・・・・、今なら少しは役立てる・・・・・・かな)
ファレンガーさんは同行したいといいましたが首長はそれを制止します。
彼にはここでやるべきことがあります。
ルルカ 「わかりました、バルグルーフ首長。イレリスさんの助けになるよう頑張ります。
ファレンガーさん、心配しないでください。
帰ってきたらたくさんドラゴンのお話をします。」
ファレンガー 「わかった。決して無理はしないように・・・・・・・・」
何故かファレンガーさんは少し顔を赤らめました?
バルグルーフ 「頼んだ。ファレンガーの言うように無理はするな。
すまん、本来なら君のような娘に頼むことではない。
だが、我々には君に頼るしかないのが現状だ。」
ルルカ 「わたしもホワイトランが大好きです。だから、イレリスさんと一緒に行きます。
まだこの街で暮らしたいんです。
イリレス 「お話はまた後で。さぁ、行くわよ!」
ルルカ 「ハイっ!」
イリレスさんに続いても兵士さんたちが待機している門まで走ります。
門に到着するとすでに兵士さんたちは待っていました。
わたしも彼らの中に混ざってイリレスさんの話を聞きます。
おとぎ話のような事実の前に兵士さんたちは少し混乱しているようです。
あの時ヘルゲンで見さえしなかったらわたしだって『ドラゴン?なにそれ?』って思っちゃいます。
でも、ホワイトランの近くにあれが来たのは事実です。
このホワイトランがヘルゲンの二の舞になるのは絶対に避けないといけません。
これからもっと仲良くなりたい人たちがこの街には住んでます。
(わたしもあの時は逃げていただけだった・・・・。でも今回は戦わないといけない。どうやって?)
みんな覚悟は決まっているんだ・・・・・。
必ず勝つの信念と死なばともにと 団結の心・・・・・バルグルーフ首長の治めるこの街の兵士さんたちは
持っているようです。
イリレスさんたちと一緒に街を出て西の監視塔に向かいます。
西の監視塔に着くとすでに黒い煙が上がってます。
炎と黒煙を見るとヘルゲンでの惨状を思い出します。
周辺を見渡してもドラゴンの姿は見えません。
救い出せる生存者がいるかもしれません、塔に向かいます。
塔の中から声がします!
急いで駆け寄ります!
塔の入り口まで来ると一人の兵士さんが出てきました。
中にはもう誰もいないとのことでした。
大きな怪我はしていないようなのでちょっと安心。
詳しい話を聞こうとしたら咆哮が響きます。
(ドラゴンだ!)
塔の東側にドラゴンが舞い降りました。
イリレスさんたちと合流すべく走りました。
兵士さんと一緒にドラゴンに向かって走ります。
ヘルゲンの時とは違って一緒に戦う仲間がいて、守りたい街があって・・・・、だから怖気づかずに進めるの!
イリレスさんの放つ魔法がドラゴンに放たれます。
その隙に剣を構えてダッシュです!
ドラゴンは血を流していました。
(傷を負っているの?やれるんだ!)
あともう少しでドラゴンに!
兵士さんたちは炎に巻かれながらも勇敢に戦っています。
あと一歩で剣の間合いにというところでドラゴンは舞い上がりました。
(くそっ、早く降りろ)
空に上がったドラゴンはわたしたちにブレスを吹き付けてきます。
その強い勢いに吹き飛ばされ焼けた石に尻餅をついてしまいました。
「熱っ」
お尻を触ると重大なことに気が付きます・・・。
「いやぁ~、穿いてない~」
(うそ~、朝から?・・・・あの階段も・・・・・)
そんな事を一瞬考えましたがドラゴンはお構いなしです。
炎を避けながら地上に下りるのを待ちます。
そして、近くに下りたところにダッシュして斬りつけます。
ドラゴンは何度か舞い上がっては地上に降りてはしながらわたしたちに攻撃を仕掛けてきます。
わたしたちはその炎のブレスをかわしながら弓や魔法で応戦していきます。
どれくらいの時間がったのでしょうか、ドラゴンもかなりの出血をして地上にいる時間が長くなってきました。
(弱ってきてるの?)
半ば墜落に近いように地面に降りたドラゴンにイリレスさんと一緒に走りこみます。
そして、飛び上がるのに失敗します。
(今だ!)
わたしはドラゴンの下がった頭目指してダッシュしました。
そして、ドラゴンの頭に飛び乗ります!
(今思うとすごいことしたよね)
このときはパンツ穿いていないことなんてすっかり忘れていて、ただ『ドラゴンを倒す』ことしか頭にありませんでした。
一心でドラゴンの頭に剣を振り下ろしていました。
やがてドラゴンは崩れるように倒れこみます。
最後に何かを言い残して。
(ドヴァーキン?なんのこと?)
わたしたちはドラゴンを倒したんです!!
数呼吸ののちドラゴンは全く動かなくなり炎を上げて燃え始めました。
そのときわたしはからだのなか・・・・お腹のあたりが熱くなるような感覚を感じました。
ブリークフォール墓地で壁面の文字を見たとき・・・・・それよりももっとはっきりとした感覚・・・・。
燃えるドラゴンから放たれる無数の光がわたしに吸い込まれていきます。
その光は確かに力を持っていて・・・・、奇妙な感覚をわたしに与えました。
反ば朦朧とした意識の中でドラゴンを見ると骨だけになっています。
(どういうこと・・・?)
ふと気が付くとみんながわたしの方を見ています。
!スカートを引っ張って少しでも下げて近づきます。
「勝ったね!!」
笑顔で言ったの。
「おーっ」
兵士さんたちも叫びます。
ルルカ 「どらごんぼーん?」
ルルカ 「なんのことなの?わたしよく分からない・・・・」
兵士 「ドラゴンを倒した時にその力を吸収したんだろ?」
ルルカ 「よくわかんないけど・・・・何かがわたしの中に入ってきて・・・・・」
ルルカ 「しゃうと?」
兵士 「ドラゴンの言葉を発するのはドラゴンボーンだけだ」
ルルカ 「こ、こうかな?」
よく分からないけど知らない言葉を声にすることが出来ちゃったの????
わたしの声は振動で砂埃をおこし、兵士さんたちをふらつかせちゃったの??
イリレスさんはずっと黙ったままで何か考えているみたいです。
兵士さんたちはドラゴンについて話ています。
兵士 「イリレス・・・・、どう思うんだ?やけに静かだな?」
イリレス 「何もわからないことを話しても意味がないわ・・・・。
神話に出てくるようなドラゴンボーンは必要ないの。
ドラゴンを倒せるような人は手に余るわ・・・・。」
(えっ・・・・・・・・)
イリレス 「その利き腕の強さには信頼を置いていいわ。物語や伝説以上だもの。」
イリレスさんはそう言いながら私の方を見ました。
そして、微笑みながら「ありがとう」って言ってくれました。
辺りはすっかり闇に包まれています。
わたしはホワイトランへと向かいます。
(早く首長にこのことを報告しなきゃ・・・、でもまだ収まらない・・・・。)
余計なことは考えないでやるべきことをやります。
厩の近くまで来たとき空から「ど・ば・き~ん」という雷鳴のような轟きが聞こえました。
遠くの山に雷でしょうか・・・・・?でも、少し違うように思えました。
そんなことは置いといて首長のもとへ行かないと。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・その頃ホワイトランでは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ど・ば・き~んフロンガル 「今のは・・・・・・、まさか!」
バルグルーフ 「あの雷鳴はグレイビアードの『声』か・・・」
フロンガル 「ああ、『ドヴァーキン』と言っていたように聞こえた。」
プロヴェンダス 「どうにせよ戻ってくるのを待つしかあるまい。」
バルグルーフ 「グレイビアードがドラゴンボーンを召喚したんだ。戻ってくるさ、イリレス達も無事でな」
プロヴェンタス 「何がどうであれドラゴンが倒されていることを信じて待つのみだ。」
バルグルーフ 「七千階段を上るときには下着くらいは持たせてやらんとな。」
フロンガル (兄貴も知っていたのか・・・・)
ファレンガー (見たのか・・・・、首長も・・・・)
一同 「いたのかファレンガー。もう休め」
ホワイトランの街中を走り抜けドラゴンズリーチを目指します。
この街が明日の朝を迎えることが出来てうれしい気持ちです。
(わたしたち、頑張ったよ)
ドラゴンズリーチに着くと首長をはじめ主要スタッフはお待ちかねです。
なにやらわたしの噂をしていたようです。
みなさんに心配をかけてしまったのでしょうか?
バルグルーフ首長の前まで進み監視塔での出来事を報告します。
バルグルーフ 「召喚は聞いただろう。他にどんな意味があるというのだ?」
ルルカ 「召喚?」
フロンガル 「ホワイトランに戻るとき雷鳴を聞かなかったのか?」
ルルカ 「あ、ど・ば・きーんですか?」
フロンガル 「・・・・・・・、そうだ・・・・ど・ば・きーん・・・・、それだ」
バルグルーフ 「監視塔で何があった?ドラゴンはいたのか?」
ルルカ 「はい、わたしたちが駆け付けた時にはすでに監視塔はドラゴンの攻撃を受けた後でした。」
バルグルーフ 「そうか・・・・、危険な目にあわせたな・・・。一緒に行った者たちと監視塔の兵たちは無事なのか?」
ルルカ 「わたしたちは無事です。けど駆けつけた時には二人の兵隊さんがドラゴンに殺されてしまっていました。
間に合わなくてすみません。」
バルグルーフ 「いや、君の責任でもない。生きてここに戻ってきてくれただけでそれ以上うれしいことはない。」
監視塔での出来事とドラゴンとの戦いのことを首長に報告しました。
ドラゴンを倒した時にわたしの中にドラゴンの力が流れ込んできたことなども。
バルグルーフ 「それならグレイビアードがお前を呼び出したことは間違いない。」
ルルカ 「ぐれいびあーど?」
バルグルーフ 「声使いの達人だ。世界の喉の絶壁高く、人里離れた所に住んでいる。
ドラゴンボーンは声に独特の才能があると言われている。命の力をシャウトに集中させる能力だ。」
ルルカ 「シャウトってこれですか? 『んんー、わおー!』」
派手にテーブルの上のお皿とかが吹き飛びます。
プロヴェンダス 「ここでは止めろ!」
衛兵 「すまないが叫ぶのをやめてくれないか。」
ルルカ 「ごめんなさい、気を付けます。」
バルグルーフ 「本当にお前がドラゴンボーンなら、その才能の使い方を彼らから教わってこい。」
フロンガル 「こんな事はこの数世紀で初めてだ。タイバー・セプティム以来だぞ!」
プロヴェンダス 「落ち着け、ノルドの与太話とあの娘と何の関係がある?あの娘がドラゴンボーンだって?
(パンツ穿き忘れるか露出狂の変態かどちらかなんだぞ)そんな様子はないな。」
ルルカ (あのぉ、聞こえてるんですけどぉ)
バルグルーフ 「とにかくだ、すぐにハイフロスガーに行け。これは大変な名誉だ。
うらやましいよ。もう一度あの七千階段を上がれたらな・・・・・・。
俺も前にその行脚をしたんだ、知ってたか?」
ルルカ 「七千・・・・・・階段・・・・・、無理ですっ、上れないです、そんな階段。」
一同 ズルッ
プロヴェンダス 「やっぱり違うんじゃないか?」
バルグルーフ 「だったら少し鍛えてから行け。とにかくこれは拒否できない召喚なんだ。」
フロンガル 「こういうドラゴンボーンも・・・・・有りか・・・・・。おれは人型の武器だしな・・・・。」
バルグルーフ 「今回もホワイトランのためにしてくれたことに感謝する。
どんな礼を言っても足りないくらいだ。」
ルルカ 「いえ、わたしだけじゃなくって、イリレスさんや衛兵さんたちと一緒にやった事ですし、
ドラゴンを倒さなかったらいつまでも逃げ回らなきゃならないし・・・・、あの炎に焼き殺されるまで。
わたしだって大好きなホワイトランを守れただけで満足です。」
バルグルーフ 「ははっ、わたしに恥をかかせないでくれ。
首長としての権利により君をホワイトランの従士に任命する。
私に与えることが許されている中で、これは最高の名誉だ。
我々の都市の従士としてお前を迎えられ光栄だ。ドラゴンボーンよ!」
ルルカ 「はい、つ・謹んでお受けいたします。」
バルグルーフ首長はわたしにリディアさんという方を紙兵に任命してくれました。
そして、ホワイトランの斧を授かり、これがわたしの役職を示すものになるそうです。
その後、他の方が退出した後に少し首長とお話をしました。
グレイビアードのこと、ホワイトランのこと、スカイリムにおける戦争のこととか・・・・。
ノルドとしての立場と帝国にいる友人たちとの葛藤など偉大な首長でも・・・、そういう方だからこその悩みも話してくれました。
今日一日で起こったことはいまだに頭のなかで整理も出来ないけど、わたしはホワイトランと首長のために働きたい。
それだけは強く思いました・・・・。
誰もいなくなったドラゴンズリーチはとても広く感じます。
なんだか疲れがどっとやってきました・・・・・。
こっそりと玉座に座らせてもらっちゃいました。
(これが首長の目線かぁ)
ホントに眠くなってきちゃいました・・・・・・。
宿に帰らなきゃ・・・・・・。
ここで寝ちゃまずいよね・・・・。
立ち上がって扉に向かいます。
でも、もうダメ・・・・・。
途中で座り込んじゃいました。
暖炉あったかいなー。
少しだけ休んでから帰ろう・・・・・。
ドラゴンの力吸い取ってからなんかムズムズするよ・・・・。
じゃ、ちょっとだけおやすみなさい・・・・・。
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本日は長々とお付き合いありがとうございました。
やっとリプレイがゲームに追いつきました。
これからはなるべく貯めないで進めていこうかと思ってます。
以前にも書いたと思いますが、パンツが消えちゃうトラブル・・・、今回も出ました。
なにかと修正するのが面倒だったりします。
色々とロードオーダーいじったりとかしてますが、微妙な感じ。
まぁ、表示しない時は穿き忘れたことにしますが。
今回でやっと最初のドラゴンとの戦いが終わりましたが、先長いですね・・・。
とっととメインクエ片づけてからのんびりとこの世界で遊ぶか、それともその逆か迷うとこです。
色々と会いたい追加フォロワーさんたちもいますので、ハイフロスガーにはちょっと経ってから行こうかなと。
かんから屋さんとかも行ってみたいですし。
キャラプレイしていて勢いついてしまったら一気にメインクエをダッシュってなるかもしれませんけどね。
それにしてもこのゲーム懐深いですよね。
遊び方に正解がないってある意味難しいなぁってのがわかる今日この頃です。